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梅干しで食欲と免疫力アップ!暑さを吹き飛ばす梅干しレシピ5選

暑くて湿気が多い夏は、体力を消耗してぐったりしてしまい、どうしても食欲がダウンしがちです。そんな疲れた体には梅干しがぴったり。梅干しは疲労を回復させたり、食欲や免疫力をアップするのに役立ちます。 そこで、今回はそんな梅干しの効果と、梅干しを使ったレシピを5つご紹介します。ご飯に乗せるだけでなく、主食にすると新しい食の魅力が広がりますよ。

梅干しにはどんな効果があるの?

梅干しに含まれる「クエン酸」には、血液をサラサラにしたり、疲労を回復する効果があります。梅にはさまざまな有機酸が含まれていますが、最も多いのが「クエン酸」。クエン酸とは柑橘類などにも含まれる酸っぱさのもとで、梅干しの酸っぱさもクエン酸によるものです。

未熟な状態の梅の実には「リンゴ酸」が多く含まれるが、成熟するに従って「クエン酸」が増えていきます。クエン酸の酸っぱさが唾液分泌を増やし、食欲を引き出してくれるとともに、胃液やその他の消化酵素の分泌を促し、消化吸収を助けてくれるのです。

また、梅の食物繊維や有機酸には、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える整腸作用もあります。免疫細胞の70%は腸内に存在するため、腸内環境を整えれば免疫力アップも期待できます。梅干しを食べて、疲労回復と免疫力アップに役立てましょう。

暑い夏にピッタリ!「梅しそ冷しゃぶ」

冷しゃぶは暑い夏でもさっぱり食べられます。お好みの野菜を使ってサラダ風にしても良いでしょう。

<材料(1人分)>

  • ・豚薄切り肉  200g
  • ・お好みの野菜  レタス、ベビーリーフ、ミニトマトなど適量
  • ★梅干し  1個(大きめ)
  • ★大葉  5枚
  • ★白だし  大さじ1
  • ★みりん  小さじ1
  • ★醤油  小さじ2
  • ★いりごま  お好みの量
<作り方>

  • ①大きめの鍋に水を入れて沸騰させ、火を止める。
  • ②梅干しは種を取って包丁でたたき、大葉は千切りにする。
  • ③②と★をボウルに入れ、混ぜあわせておく。
  • ④豚肉を広げながら①の鍋に入れ、色が変わるまでゆがき、ザルにあげる。
  • ※湯温が下がりすぎないよう、一度にゆがく枚数は5~6枚くらいを目安にする。
  • ※途中で湯温が下がりすぎたらふたたび火にかけ、沸騰させて火を止めてから肉を入れる。
  • ⑤ザルにあげた豚肉は軽く水を切り、温かいうちに③のボウルに入れ、和えて冷ます。
  • ⑥お皿にお好みの野菜を盛り付ける。その上に⑤を盛り付けてできあがり。

メインにおすすめなのが、タンパク質が豊富で「疲労回復ビタミン」とも呼ばれるビタミンB1を含む「豚肉」を使った冷しゃぶです。ビタミンB1は体内で糖質をエネルギーに変換するための栄養素で、疲労回復や倦怠感の緩和に効果的とされています。梅の持つ疲労回復効果と合わせて、夏の疲れにぴったりのメニューです。野菜も自然とたくさん食べられます。

さっぱり和風の美味しさ「梅干しの醤油バター風味パスタ」

梅と醤油バターで和風の味つけにしたパスタです。きざみ海苔と大葉で香りよくいただきましょう。

<材料(1人分)>

  • ・パスタ  100g
  • ・塩  小さじ1
  • ・梅干し  2個(大きめ)
  • ・大葉  3枚
  • ・バター  10g
  • ・醤油  小さじ1
  • ・白だし  小さじ1
  • ・きざみ海苔  お好みの量
<作り方>

  • ①パスタをパッケージに記載通りの時間ゆでる。
  • ②梅干しは種を取って包丁でたたき、大葉は千切りにする。
  • ③ボウルに梅肉、大葉、バター、醤油、白だしを入れ、混ぜ合わせておく。
  • ※バターはパスタの熱で溶けるので溶かさなくても良い。
  • ④ゆであがって水を切ったパスタを③に入れ、和える。
  • ⑤お皿に盛り付け、きざみ海苔を乗せてできあがり。

平安時代からの歴史を持つ梅干しは、和風の味つけにぴったりです。あえるだけなので、ササッと手軽に作りたいときにもおすすめ。きざみ海苔や大葉はお好みで、香りづけに使いましょう。

いつもの梅干しにもうひと手間!「焼き梅干し」「梅干しのはちみつ漬け」

梅干しに一手間加えて、いつもと違う味や食感にしてみましょう。

【焼き梅干し】
フライパンで梅干しをじっくり弱火で焼くだけです。焦げすぎないよう注意しましょう。梅干しを加熱すると「ムメフラール」という物質ができますが、この「ムメフラール」には血液サラサラ効果が期待できます。


【梅干しのはちみつ漬け】

<材料>

  • ・梅干し  5個
  • ・はちみつ  60g
  • ・水  30g
<作り方>

  • ①梅干しを水に入れ、何度か水を換えながら約3日塩抜きをする。 
  • ②塩抜きをした梅干しはキッチンペーパーで水気を取り、ビンに入れる。
  • ③ハチミツと水を耐熱容器に入れ、電子レンジで500w約30秒加熱する。(グツグツしたら止める。)
  • ④③を冷ましてから、②に入れる。
  • ⑤塩分が少なく傷みやすいので、ビンは冷蔵庫にいれて1~2週間漬け込む。

どちらも梅干しを焼いたり、漬けたりとアレンジの一品です。焼き梅干しはそのまま食べてもお湯や温かいお茶に入れて梅茶にしても美味しいので、ぜひさまざまな食べ方を試してみてください。

味のアクセントに「梅の万能だれ」

乗せたり、和えたり何にでも使える万能だれです。

<材料>

  • ・梅干し  2個(大きめ)
  • ・酒  大さじ1
  • ・みりん  大さじ1
  • ・醤油  大さじ1
  • ・水  小さじ1
<作り方>

  • ①梅干しの種を除き、梅は包丁で叩いてペースト状にする。
  • ②酒とみりんを容器に入れ、電子レンジで加熱する(アルコールを飛ばすため。500w約20~30秒)。
  • ③②を少し冷ましてから①、醤油、水を加えて溶き、混ぜて完成。

お好みでごま油を入れるのも香りが加わって美味しいので、おすすめです。小鉢などに味のアクセントがほしいときにぜひ使ってみましょう。

暑い夏の疲労感は、梅干しレシピで吹き飛ばそう

梅干しにはクエン酸がたっぷり含まれ、疲労を回復したり食欲をアップさせ、消化を助ける働きがあります。二次的な効果ですが、便通を改善させることで腸内環境に働きかけて免疫力アップも期待できますので、ぜひ、梅干しを使ったレシピで夏の暑さや疲労感を吹き飛ばしましょう。

監修者プロフィール

根津 智子
根津 智子

企業に勤めながら、大好きな紅茶やお酒に合うメニューを日夜研究中。
趣味はカフェ&立ち飲み屋めぐり。

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