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一人鍋で身体を温めよう!4つの一人鍋レシピで免疫力アップ

身体を冷やさないことや温めることが身体に良い、ということは経験則的に知られていますが、中でも免疫力がアップすることが最近の研究で明らかになってきました。身体を温める方法はさまざまですが、特に新型コロナウイルスの影響で「一人鍋」が注目されています。4つのレシピをご紹介しますので、ぜひおうち時間に作ってみてください。

身体を温めると、免疫力がアップするの?

身体を温めるのは良いこと、というイメージはよく知られていますが、その理由として最初に挙げられるのは「免疫力がアップする」ということでしょう。人間の身体機能は36.5〜37℃で最も良く働くようになっていて、36℃未満では活動が弱まり、代謝も悪くなってしまうのです。実際に、体温が1℃下がると免疫力が約30%、基礎代謝が約12%も低下することがわかっています。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

そこで、身体の中から温めて体温をアップする「鍋」がおすすめです。特に、最近では新型コロナウイルスの影響で、一人暮らしの方でも楽しめる「一人鍋」が注目されています。おうち時間をたっぷりとれる今だからこそ、じっくり一人鍋を楽しんでみてはいかがでしょうか。今回は、一人鍋にぴったりのレシピを4つご紹介しますので、ぜひお好みで作ってみてください。

塩麹豚とキャベツの蒸し鍋

塩麹でじっくり漬けた豚肉をキャベツの上に乗せ、蒸し焼きでいただきます。

<材料>(一人分)

  • ・豚肉(肩ロース・厚切り)  200g
  • ・塩麹  20g
  • ・キャベツ(縦に切り芯をとる)  1/4個
  • ・白ワイン  50cc
  • ・胡椒  少々
<作り方>

  • 1.厚切りの豚肉に塩麹をまぶし、2~3時間漬け込む。
  • 2.鍋にキャベツ、その上に1.をのせ、白ワインを入れる。
  • 3.ふたをして火にかけ、沸騰したら弱火で25分蒸し焼きをする。

キャベツの上で、塩麹によって柔らかくなった豚肉がよりふっくらと蒸しあがります。良質なタンパク質をたっぷり含む豚肉は血や筋肉の材料になるほか、エネルギーとしても使われます。他にも、代謝に関係する水溶性のビタミンB群が多く含まれています。キャベツに含まれるビタミンCやカリウムも水溶性なので、ぜひ蒸したときに出るスープまで味わってくださいね。

関西の郷土料理 うどんすき

「うどんすき」は、1928年に大阪市の蕎麦屋「美々卯」が考案した郷土料理です。塩を利かせた薄味の出汁でお好みの食材とうどんを煮込み、さっぱりといただきましょう。

<材料>(一人分)

  • めんつゆ(2倍濃縮)  100ml
  • 水  300ml
  • 鶏もも肉(食べやすくカット)  100g
  • 冷凍うどん  1玉
  • 白菜(ざく切り)  1/8束
  • 白ねぎ(斜め切り)  1個
  • 水菜(ざく切り)  1/4束
  • 卵  1個
  • かまぼこ  2切れ
  • うすあげ  1/2枚
<作り方>

  • 1.鍋に麺つゆと水、鶏肉を入れて火にかける。
  • 2.沸騰したら冷凍うどん、野菜、かまぼこ、うすあげ、卵を割り入れる。
  • 3.蓋をし、再度沸騰すればできあがり。

野菜は特にこれといった決まりはありませんので、お好きなものを入れてください。季節の食材を使っても美味しいです。鶏肉・うすあげ(油揚げ)の味がしっかりとつくので、麺つゆベースで美味しくいただけます。

クラムチャウダー風塩海鮮鍋

魚や海鮮のうまみを閉じ込めた、ミルクと塩で作る鍋です。

<材料>(一人分)

  • 玉ねぎ(くし切り)  1/4個
  • にんじん(スティック状)  1/3本
  • パプリカ(スティック状)  1個
  • マッシュルーム  5個
  • 冷凍シーフード  150g
  • 白ワイン  大さじ3
  • 水  100cc
  • 塩麴  大さじ2
  • じゃがいも(すりおろし)  1個
  • 牛乳  100cc
  • ミニトマト・茹でたブロッコリー  3個
<作り方>

  • 1.鍋にオリーブオイルを入れ、玉ねぎ、にんじん、パプリカ、マッシュルーム、シ-フードを入れ軽く炒める。
  • 2.白ワインを加えひと煮立ちしてから、水と塩麹を加え沸騰させ、5分煮込む。
  • 3.じゃがいもを加えとろみがついたら、牛乳、ミニトマト、ブロッコリーを入れ、温まれば出来上がり。

すりおろしのジャガイモを加えることでとろみがつき、スープに染み出た魚介のうまみが味わえます。チーズを加えると、さらに濃厚な味を楽しめます。

重曹でとろとろ豆腐鍋

こぶ出汁で味つけした豆腐鍋に重曹を入れてトロトロにし、塩をかけていただきましょう。

<材料>(一人分)

  • 豆腐 1/2丁
  • 油揚げ 1枚
  • 重曹 2.5g
  • 昆布 5㎝角
  • お酒 大さじ2
<作り方>

  • 1.鍋に重曹以外の材料を入れ、水を半分くらいまで入れて沸騰させる。
  • 2.重曹を加え、火を弱める。(沸騰しやすいので注意してください)
  • 3.豆腐がとろとろになったらできあがりです。

豆腐はアルカリ性になると溶けやすくなる性質がありますので、重曹をちょい足しするととろとろ、ふわふわの豆腐になります。重曹はお菓子作りなどにも使われる安全な成分ですが、近年では掃除グッズとしても売られていますので、必ず「食用」と書かれているものを使いましょう。ポン酢や醤油など、お好きなものをつけて食べてください。柚子胡椒だけであっさりと食べても美味しいですよ。

まとめ

身体を温め、体温を上げると免疫力がアップするという大きなメリットがあります。体温を上げるには内側から飲み物や食べ物で温めるのが一番ですが、中でも鍋は温かい料理としておすすめです。おうち時間をたっぷりとれる時期だからこそ、一人鍋でゆっくり温まりましょう。

監修者プロフィール

小出美佐
小出美佐

・NPO日本食育インストラクター 1級
・ル・コルドン・ブルー 菓子ディプロム取得
・調理師 ・製菓衛生師

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