身体の中から美人になろう!栄養たっぷり美肌スープのレシピ
美肌をつくる要素はさまざまですが、外側からいくらケアしても身体の中がボロボロではなかなか本当にキレイにはなれないものです。そこで、身体の内側からケアして美肌を保てる「美肌スープ」がおすすめ。本記事では、美肌をつくる栄養素をたっぷり含んだスープのレシピを3つご紹介します。美肌スープで「おいしくキレイ」を目指してみませんか。
美肌をつくる栄養素
美肌をつくる栄養素には、たんぱく質やビタミンB群、ビタミンC・Eなどがあります。それぞれの栄養素について、詳しく見ていきましょう。
たんぱく質
たんぱく質の中でも、特に動物性たんぱく質はキレイな肌を作るのに欠かせない栄養素です。動物性たんぱく質は肉や魚、卵、乳製品などに多く含まれます。また、動物性たんぱく質を含む食品にはビタミンやミネラルも豊富に含まれる傾向があるため、積極的に摂取しましょう。
ビタミンB群
ビタミンB1は炭水化物からエネルギーを取り出すほか、皮膚や粘膜の健康維持を助けたり、疲労回復や代謝アップに関係したりします。ビタミンB2はビタミンB1と同じように皮膚や粘膜の健康維持や、エネルギー産生のための代謝に関わります。口内炎の予防にも効果的です。
ビタミンB6はたんぱく質からエネルギーを取り出したり、他のビタミンB群同様、皮膚や粘膜の健康維持を助けたりします。ビタミンB6が不足すると脂漏性皮膚炎や口内炎、湿疹などが起こりやすくなるとされています。
それぞれ、多く含まれる食品は以下の通りです。
- ビタミンB1:玄米、さつまいも、豚肉など
- ビタミンB2:納豆、アーモンド、焼き海苔など
- ビタミンB6:バナナ、鶏のささみや胸肉、まぐろ、ピスタチオなど
ビタミンC、E
ビタミンC、Eはいずれも抗酸化作用を持っています。その他、ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持を助け、皮膚の弾力を保つために必要なコラーゲンを作るのにも欠かせません。赤ピーマンやいちご、ブロッコリー、みかんなどに多く含まれています。
ビタミンEはお肌のバリア機能の一つ、皮脂膜を安定させて肌の潤いを保ったり、血行促進作用で肌荒れやニキビを防いだり、新陳代謝を促進したりする働きがあります。ナッツ類、ほうれん草、大豆、魚卵などに多く含まれます。
美味しくキレイになれる、美肌スープのレシピ3選
美味しくてキレイになれる、美肌スープのレシピを3つご紹介します。ぜひ、日々のメニューに取り入れてみてくださいね。
お肌の代謝を正常化「豚肉とトマトのサンラータン」
お肌のターンオーバーを正常化してくれる豚肉をたっぷり含んだ、食べ応えある美肌スープです。
- <材料>
- 豚もも肉 100g
- 干し椎茸 10g
- トマト 1個
- 三つ葉 1/2束
- ゴマ油 大1
- 片栗粉 大2
- 卵 2個
- 醤油 大1
- 黒酢 大1
- 中華スープの素 大1
- 塩 少々
- 水 800mL
- <作り方>
- 1. 干し椎茸は水で戻し、スライスにする。椎茸の戻し汁はおいておく。
- 2. 豚肉は細切り、トマトは2cm角の角切り、三つ葉は2cm幅に切る。
- 3.鍋にごま油を入れ、豚肉、干し椎茸を炒める。
- 4.豚肉の色が変わったら、干し椎茸の戻し汁、調味料を入れて沸騰させる。
- 5. 沸騰したら同量の水で溶いた片栗粉でとろみをつけ、溶き卵を流しいれる。
- 6.最後にトマト、三つ葉を入れて器に盛る。
豚肉はキレイな肌や髪をつくるのに欠かせないたんぱく質、肌の代謝を高めながらターンオーバーを正常にして美肌に導いてくれるビタミンB1も豊富に含まれています。
干しシイタケは不溶性食物繊維が豊富で整腸作用があり、肌荒れケアやダイエットにもオススメです。ビタミンDは生シイタケの約30倍含まれていて、細胞分裂を促すこと肌細胞の生まれ変わりを手助けします。
ビタミン・ミネラルたっぷり「あさりのジンジャーミルクスープ」
たくさんのビタミンやミネラルを含み、美肌に必要な皮膚の保護や再生から免疫力アップまで、健康にいいことずくめな美肌スープです。
- <材料>
- あさり 100g
- 玉ねぎ 1玉
- さつま芋 1本
- しめじ 1パック
- 生姜 2かけ
- バター 大2
- 酒 大4
- 洋風スープの素 大2
- ローリエ 1枚
- 牛乳 800mL
- 塩 少々
- パセリ 少々
- <作り方>
- 1.生姜はみじん切り、さつま芋、玉ねぎは2cmの角切りに、しめじは石づきを取ってほぐす。
- 2.鍋にバター、生姜を入れ弱火で香り出し、香りが出たらあさり、玉ねぎ、さつま芋、しめじを入れて炒める。
- 3.酒を振り炒め、牛乳、ローリエ、洋風スープの素を入れて煮る。
- 4.最後に塩で味を整え、器に盛ってパセリを散らす。
あさりには、美肌に重要な皮膚の保護や再生、疲労回復を助けるビタミンB2が含まれています。
亜鉛は、細胞分裂や新陳代謝の向上に効果があり、免疫力のアップや抜け毛の予防、肌荒れの予防にもつながります。
さつま芋には抗酸化作用を持つビタミンE、肌にハリを与えるコラーゲンの生成を促すビタミンCなどが含まれています。さつまいもに含まれるビタミンCは、でんぷんによって熱から守られているため、調理をしてもビタミンCが失われにくく、シミ・そばかす・シワなどに効果的とされ、美肌効果が期待できます。
抗酸化作用でアンチエイジング「カボチャのポタージュ」
ビタミンEやターメリック、クルクミンなど、抗酸化作用を持つ成分が豊富な美肌スープです。
- <材料>
- カボチャ 1/2個(400g)
- 白ネギ 1本
- ベーコン 1パック
- バター 大2
- 水 600mL
- ブイヨン 1個
- カレー粉 大1
- こしょう 少々
- ガーリックパウダー 少々
- ナツメグ 少々
- 塩 小1/2
- パセリ 少々
- 生クリーム 適量
- <作り方>
- 1.カボチャは種、皮とって一口大に切りレンジ(600w 5分)でやわらかくする
- 2.ベーコン、白ネギはスライスする
- 3.鍋にバター熱して白ネギ炒めてしんなりしたら、ベーコンとカボチャ入れ炒め、水入れて、ミキサーにかける(炒めた後、上にトッピングする用に南瓜、炒めたベーコンを少しおいておく)
- 4.調味料で味整え、器に盛って南瓜、ベーコンを飾り、生クリームをまわしかけ、パセリをふる
かぼちゃに多く含まれるβカロテンは、体内に入ると肌のターンオーバーを促すビタミンAに変化します。ターンオーバーが促されると、シミやくすみが改善されやすくなり、肌のザラつきなども解消することができます。
ビタミンEは、紫外線やストレスなどで増える活性酸素から体を守ってくれるため、エイジングケア効果が期待できます。
カレー粉に含まれるターメリックは、抗酸化作用が高いのでアンチエイジングに効果的です。ターメリックに含まれるクルクミンは、老化の原因である活性酸素を除去し、お肌を若々しく保つ効果があります。
まとめ
美肌をつくる栄養素はたくさんありますが、中でも今回ご紹介したたんぱく質やビタミンB群、ビタミンC、Eは非常に重要な栄養素。3つのレシピにもこれらの栄養素が豊富に含まれています。ぜひ、日々のメニューに美肌スープを取り入れ、身体の内側から美人を目指しましょう。