ヨガで柔軟性を高められるって本当?身体が硬くなる原因やおすすめのポーズを紹介
身体が硬い人の中には、ヨガで柔軟性が高められるのかどうか、気になる人もいますよね。この記事では、身体が硬くなる原因を解説しながら身体を柔らかくするためのポイントをご紹介します。さらに、ヨガで柔軟性が高められるおすすめのポーズも合わせてお届けします。
身体が硬くなる原因とは?
体が硬くなるのは、運動不足による筋肉の衰えが原因です。衰えた筋肉は毛細血管が少なくなるため、十分に血液が届かなくなります。
また、適正な筋肉量が付いていなかったり普段筋肉を使っていなかったりすると、筋肉が硬くなって屈伸や前屈といった動作がしにくくなるのです。
身体の硬さは股関節にあると思われがちですが、実は筋肉の量に関係しています。
身体を柔らかくするために鍛えたい筋肉
身体を柔らかくするには、お腹にある腹筋群と、お尻の筋肉にあたる殿筋を鍛えることがポイントです。
これらの筋肉は、大きな筋肉にあたります。下半身には約7割の筋肉が付いており、特に太ももやお尻のあたりに集中しています。
大きな筋肉が衰えてしまうと、関節をまたぐ筋肉を補助しようとするため、筋肉の緊張状態が持続。股関節周りの筋肉が硬直し続けることで、柔軟性がなくなってしまうのです。
身体を柔らかくするには、大きな筋肉を鍛えてあげるようにしましょう。
身体を柔らかくするには血流も重要
筋肉には、血液を送り出すポンプの役割もあります。筋肉が衰えてしまうと、血液やリンパ液はもちろん、酸素や栄養などを身体に送り届けることができなくなるでしょう。
また、リンパによって排出されるはずの老廃物や疲労物質も滞ってしまうと、肩こりや腰痛にもつながってしまいます。
冷え性やむくみといった症状が起きやすい冬の時期は、筋肉を鍛えてあげることが重要です。
筋肉の柔軟性を高めるならヨガがおすすめ
ヨガは、筋肉の柔軟性を高めるのに有効的な運動です。ヨガには、伸びる・緩める・縮めるの動きがあるため、緊張状態で硬くなった筋肉に柔軟性を与えてくれます。
またヨガは、関節の可動域も広くなる運動なので、身体の芯から温めることが可能です。筋肉を緩めながら流れにくくなった血流を流してくれるので、筋肉の柔軟性を高めることができるのです。
身体が硬い人におすすめの柔軟性を高めるヨガポーズ
ここからは、身体が硬い人におすすめの柔軟性を高めるヨガポーズをご紹介します。
太陽礼拝のポーズ(サンサルテーション)
太陽礼拝のポーズは、サンサルテーションと言われています。12のポーズを順番に行っていくため、太ももやお尻、ふくらはぎ、背骨などさまざまな部位を伸ばしながら行います。
関節の柔軟性が高められるサンサルテーションは、全身を活性化させるため、ストレス解消が期待できるのもポイントです。
また血液循環も良くしてくれるので、肩こりや便秘、低気圧による不調の改善にも役立ちます。
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サギのポーズ(クラウンチャーサナ)
サギのポーズは、床に座って、右手で左足のかかとを持ちあげるポーズです。股関節の柔軟性アップや姿勢改善に効果的なアーサナです。
また足の血流促進や冷え・むくみ改善も期待できるポーズなので、柔軟性を高めながら冬に起きやすい悩みも改善できます。
テレビを見ている時間に血液を巡らせる。ヨガの血液サラサラポーズ
ゴキブリのポーズ
ゴキブリのポーズは、仰向けになった状態で手足を上げ、ぶらぶらと降りながら血液の循環を良くするヨガのポーズです。
身体の力を緩めてくれるので、緊張状態をほぐしてくれます。太陽礼拝やサギのポーズの後に行うと、より柔軟性が高めやすくなります。
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まとめ
身体が硬くなる原因は、股関節が固まっているだけでなく、筋肉全体の衰えが影響していることがわかりました。身体の硬さにお悩みの方は、ぜひ今回ご紹介したおすすめのヨガポーズを参考に、身体の柔軟性を高めてみてはいかがでしょうか。