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ジメジメ気分もスッキリ解消!梅雨を乗り切るお酢レシピ

ジメジメと湿度の高い梅雨の時期は、なんとなく身体がだるいと感じてしまう人も多いのではないでしょうか。雨や曇りが続いて晴れ間が見えないと、どうしても気分がどんよりしてしまうものです。これは、梅雨の時期には低気圧になることが多く、活動するはずの昼間にも身体が活動量を抑えようとしてしまうから。そんな梅雨のどんより気分をスッキリ解消してくれる、疲労回復に効果が高いお酢レシピをご紹介します。

梅雨の常備菜に!「夏野菜のピクルス」

梅雨の時期は、毎日の買い物も大変ですよね。そこで、日持ちする常備菜としてピクルスを作っておきましょう。

<材料>

  • パプリカ(赤・黄・オレンジ) 各1/3個
  • きゅうり 1本
  • たまねぎ 1/4個
  • ミニトマト 4個
  • ☆穀物酢 200ml
  • ☆水 200ml
  • ☆酒 30ml
  • ☆ローリエ 1枚
  • ☆鷹の爪 1本
  • ☆粒マスタード 少々
  • 砂糖 50g
  • 塩 小さじ1/2
<作り方>

  • 1.ミニトマトは湯剥きしておく。他の野菜はスティック状に切り、湯剥きしたミニトマトと一緒に保存容器に入れる。
  • 2.☆の材料を鍋に入れて火にかけ、煮立ったら砂糖と塩を加えて溶かす。
  • 3.中火で5分ほど加熱し、アルコールと酸味を飛ばしたら火を止め冷ます。
  • 4.あら熱が取れたら野菜の入った保存容器に注いで冷蔵庫に入れる。1晩漬けたらできあがり。

夏野菜の定番であるきゅうりとトマトは、一緒に食べるとトマトのビタミンCを減らしてしまうとされていますが、これはきゅうりに含まれる「アスコルビナーゼ」という酵素が、ビタミンCのタイプを「体内で働ける還元型」から「体内で働けない還元型」に変えてしまう働きを持っているためです。

しかし、アスコルビナーゼの働きは加熱したりお酢を加えたりすることで抑えられますので、お酢を使うピクルスなら心配はいりません。

パプリカやきゅうりにも含まれる「カリウム」には利尿作用があり、むくみ解消効果も期待できます。さらに、血液サラサラ効果で知られるたまねぎの辛み成分「硫化アリル」は交感神経を刺激して体温を上昇さえたり、ビタミンB1の吸収を高めて疲労を回復させるので、梅雨のだるさを吹き飛ばすのにぴったりです。

晩御飯の彩りに「サーモンのマリネ」

さっぱりとした酸味が美味しいマリネを、ぜひ晩御飯の一品に加えてはいかがでしょうか。

<材料>(2人分)

  • ・サーモン(刺身用) 100g
  • ・玉ねぎ 1/2個
  • ☆オリーブオイル 60ml
  • ☆米酢 30ml
  • ☆はちみつ 小さじ1
  • ☆塩こしょう 少々
  • ・ピンクペッパー、ブラックペッパーなど お好みで少々
  • ・バジル 7~8枚
<作り方>

  • 1.サーモンは薄く切り、玉ねぎは薄切りにして水にさらす。
  • 2.☆をよく混ぜ合わせ、1.を加えてよくあえたら、冷蔵庫で1晩ねかせてなじませる。
  • 3.お皿に盛り付け、ピンクペッパーやバジルなどを散らしてできあがり。

サーモンには良質なタンパク質や不飽和脂肪酸(DHA・EPAなど)が豊富に含まれ、疲労回復が期待できる「アスタキサンチン」、「タウリン」、「アンセリン」も含まれています。ピクルスでもご紹介したたまねぎと一緒に摂取すれば、ダブルで疲労回復効果が期待できるでしょう。

雨の休日には「りんご酢ソーダ」で

りんごを絞ったジュースを発酵させて作ったりんご酢は、飲みやすくジュースにするのもおすすめです。

<材料>(1杯分)

  • ・りんご酢 大さじ1
  • ・炭酸水(加糖) 200ml
  • ・冷凍のミックスベリー 大さじ1
  • ・ミントの葉 1枚
<作り方>

  • 1.りんご酢を炭酸水で割る。
  • 2.氷を入れたグラスに注ぎ、冷凍のミックスベリーを入れて軽く混ぜる。
  • 3.上にミントの葉を飾ってできあがり。

お酢に含まれるクエン酸には抗酸化作用があり、活性酸素の酸化ストレスで弱った身体の細胞を元気にしてくれます。老廃物を排出する働きが活発になり、代謝も良くなるので血流改善にも効果が期待できるでしょう。りんご酢にはその他にもビタミンB12、カリウムなどが豊富で、美肌やむくみ解消、便秘解消にも効果が期待できます。

時短レシピが嬉しい「キャロットラペ」

β-カロテンとカリウムが豊富なにんじんは、梅雨の時期にもぴったりです。

<材料>(2人分)

  • ・にんじん 2本
  • ・くるみ 5g
  • ・レーズン 5g
  • ☆穀物酢 70ml
  • ☆オリーブオイル 大さじ1
  • ☆砂糖 大さじ1
  • ☆塩・こしょう 少々
<作り方>

  • 1.にんじんは皮を剥いてスライサーで薄くスライスする。くるみは手で細かく砕く。
  • 2.ボウルに1.とレーズン、☆の調味料を入れてよく混ぜ合わせる。冷蔵庫で1晩ねかしてなじませる。
  • 3.お皿に盛り付けてできあがり。

スライサーでスライスしてあえるだけなので、忙しいときにも嬉しいキャロットラペ。にんじんに豊富に含まれるβ-カロテンは、油を使った料理にすることで吸収率がよくなるといわれています。

心身を活性化するメイン料理「バルサミコのポークソテー」

ビタミンB1が豊富な豚肉で、しっかりエネルギーを補充しましょう。

<材料>(2人分)

  • ・豚ロース(とんかつ用) 2枚
  • ・オリーブオイル 小さじ1
  • ・ブラックペッパー 少々
  • ・パプリカ(赤・黄) 各1/2個
  • ・にんにく(チューブでも可) 1/2片(チューブなら3cm程度)
  • ・ローリエ 1枚
  • ・塩、こしょう 少々
  • ☆バルサミコ酢 大さじ2
  • ☆しょうゆ 大さじ1
  • ☆砂糖 大さじ1
  • ☆塩・こしょう 少々
<作り方>

  • 1.豚肉はブラックペッパーをふって下味を付けて5分ほどおく。にんにくはみじん切り、パプリカは乱切りにする。
  • 2.フライパンにオリーブオイル少々(分量外)を熱し、豚肉を入れて両面焼色が付くまで強火で焼いて一旦取り出す。
  • 3.フライパンの余分な脂をキッチンペーパーでふき取り、オリーブオイル、ローリエ、にんにくを入れてにんにくの香りが出るまで弱火で加熱する。
  • 4.パプリカを加えて強火でさっと炒め、2.の豚肉を戻して豚肉を下にしてパプリカを乗せて弱火にし、豚肉に火が通るまでフタをして3分ほど蒸し焼きにする。
  • 5.フタを取って中火にし、☆を加えてからめるように炒める。
  • 6.塩こしょうで味を整えてできあがり。

ビタミンB1は、体内で炭水化物(糖質)の代謝を促し、エネルギーをつくる手助けをしてくれます。特に脳はブドウ糖を分解してエネルギーを作ることから、ビタミンB1が不足すると集中力が低下したり、情緒不安定になったりしやすいです。心身の活性化に、ぜひビタミン豊富な豚肉を食べましょう。

また、原料にぶどうを使ったバルサミコ酢で炒めれば、芳醇で濃厚な香りが楽しめます。この香りには食欲増進効果があるので、なんとなく食欲がわかないという梅雨の時期でも食べやすい一品です。

まとめ

梅雨のジメジメ気分や疲労は、お酢に含まれるクエン酸でスッキリ吹き飛ばせます。抗酸化作用のあるビタミンC、むくみ解消効果が期待できるカリウム、心身を活性化するビタミンB1などを含む食材と合わせ、梅雨のだるさを乗り切りましょう。

監修者プロフィール

根津 智子
根津 智子

企業に勤めながら、大好きな紅茶やお酒に合うメニューを日夜研究中。
趣味はカフェ&立ち飲み屋めぐり。

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