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栄養満点の味噌玉を作ろう!基本のレシピと味噌汁の魅力を解説!

手軽に手作りの味噌汁が飲める「味噌玉」。お好みの具材とトッピングを使って、自分だけの味噌汁が簡単に作れると人気です。時間のある時にまとめて作って冷凍保存をすれば長期保管できるので、忙しい日々の食卓やお弁当のお供に役立ちますよ。 今回はそんな味噌玉の魅力と、基本のレシピをご紹介します。

味噌玉とは?


味噌玉とは、味噌とお好みの具材を丸めて玉にした「手作りインスタント味噌汁」のこと。1食分ずつ丸めて保存しておけるので、まとめて作って忙しいときに使えます。

味噌汁は栄養豊富とよく言われていますが、どんな栄養分が含まれ、どんな働きが期待されるのでしょうか。

味噌汁に含まれる栄養分

味噌の原料は大豆です。畑の肉と呼ばれるほどタンパク質が豊富な大豆は、発酵させて味噌になることでアミノ酸やビタミン類がさらに多くなり、栄養価が高まります。特に、生命維持に必要かつ体内で合成できない「必須アミノ酸」が8種類含まれていることは大きな特徴です。また、ビタミン・ミネラルも以下のように豊富に含まれています。

  • ビタミン…B1 ・B2 ・B6 ・B12、E・K・ナイアシン、葉酸・パントテン酸・ビオチン
  • ミネラル…ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム、リン・鉄・亜鉛・銅・ヨウ素など

さらに、大豆に含まれるタンパク質は、発酵した味噌の状態で摂取した方が消化・吸収しやすいこともわかっています。味噌は単に栄養が豊富なだけでなく、栄養を取り込みやすい食品でもあるのです。

味噌汁に期待できる働き

上記のように栄養が豊富で吸収しやすい味噌汁には、以下のような働きがあるとされています。

  • ・コレステロールを抑える
  • ・抗酸化作用
  • ・胃潰瘍の予防
  • ・二日酔いの予防
  • ・美肌効果

大豆にはビタミンEや大豆イソフラボン、サポニンなど、抗酸化作用を持つ成分が多く含まれています。体内の活性酸素を除去し、細胞のダメージを軽減する効果が期待できます。他にも、胃潰瘍のリスクを下げるという研究結果があります。

味噌玉のさまざまな魅力


味噌玉にはさまざまな魅力がありますが、今回は主に以下の4つをご紹介します。

冷凍で長期保存OK

味噌玉は、ラップに包んだまま保存容器に入れて冷蔵、もしくは冷凍すれば、長期保存が可能です。冷蔵と冷凍の保存期間はそれぞれ以下が目安です。

  • 冷蔵…約1週間
  • 冷凍…約1か月

時間のある時にまとめて作っておいて、忘れないうちになるべく早く使い切りましょう。

火を使わず調理可能

あらかじめ味噌玉を作っておけば、お椀やマグカップに入れてお湯を注ぐだけで、1人分の味噌汁が簡単にできます。火を使いたくない夏場はもちろん、忙しい朝やお弁当にもぴったり!

子どもと一緒に楽しく作れる

味噌玉は見た目もカラフルで可愛いので、具材は何にするか、どんなトッピングにするかなど、ワクワクしながら作れます。作り方はとっても簡単なので、おうち時間の親子クッキングにもおすすめですよ。

塩分がコントロールできる

味噌玉は、材料によって塩分コントロールもある程度可能です。例えば、顆粒出汁(粉末出汁)を選ぶときは、減塩タイプを選ぶとお子さまも美味しくお召し上がりいただけます。

味噌玉の基本レシピ

では、味噌玉の基本的な作り方のレシピをご紹介します。

  • <材料>
  • 天塩やきしお 小さじ1/3(2g)
  • 味噌(今回は2種類の味噌を使用しました)…合わせて180g
  • 顆粒出汁(粉末出汁)…20g(使用する出汁の表示に従って調整してください)
  • お好みの具材(乾燥ねぎ、乾燥わかめ、乾燥揚げ、乾燥豆腐、かつお節など)
  • お好みのトッピング(七味唐辛子、ごま、桜エビ、麩、とろろ昆布など)

  • <作り方>
  • 1.味噌、顆粒出汁(粉末出汁)をボウルに入れ、よく混ぜる。
  • 2.1をラップの上に置いて、お好みの具材(2~3種類がおすすめ)を加えて混ぜ合わせ、味噌玉を丸める。
  • 3.ラップのまま、冷蔵庫で30分~1時間ほど寝かす。
  • 4.お好みのトッピングをまぶす。
  • 5.お椀に入れ、お湯(約160ml)を注ぎ、味噌が溶けるまで混ぜてできあがり。
  • ※すぐに食べない時は、トッピングをまぶした後再度ラップで包み、四隅をひとまとめにして輪ゴム等で縛っておきましょう。

ハートや星型の麩、あられなどをトッピングとしてまぶすと、見た目にも楽しめます。

味噌玉には不向きな具材も

味噌玉の具材やトッピングはお好みのもので構いませんが、中には不向きな具材もあるので注意しましょう。

  • “生の”豆腐…冷凍すると食感が変わってしまうため、どうしても使いたい場合は通販で乾燥豆腐を使用しましょう。
  • 根菜類、芋類…生で使った場合、お湯をかけるだけでは中まで火が通りません。茹でて冷ましたものを使う場合はOK!

まとめ

手作りインスタント味噌汁「味噌玉」は、忙しい朝や火を使いたくない夏場にぴったり。栄養たっぷりの味噌汁にはさまざまな栄養が含まれ、健康維持や疾患リスクを下げるのにも役立ちます。簡単に作れて見た目も楽しい味噌玉は、子どもとおうち時間に作るのもおすすめです。ぜひ、お好みの具材やトッピングでオリジナル味噌玉を楽しんでくださいね。

監修者プロフィール

根津 智子
根津 智子

企業に勤めながら、大好きな紅茶やお酒に合うメニューを日夜研究中。
趣味はカフェ&立ち飲み屋めぐり。

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