【台湾スイーツ:豆花(トウファ)の作り方】 にがりと豆乳の簡単レシピ
タピオカと並んで台湾の代表的なスイーツでおなじみの豆花(トウファ)。豆腐プリンのようななめらかな食感が人気で、低糖質、低脂質でギルトフリーのスイーツとしても目が離せません。今回はご自宅で簡単に作れる豆花のレシピをご紹介します。
豆花(トウファ)を作ってみよう!
普段料理をしない方でも、一度覚えてしまえば人気のスイーツもあっという間に作ることができる基本の豆花のレシピをご紹介します。
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【材料】(2人分)
- ・成分無調整の豆乳(「豆腐が作れる」と記載のある豆乳) 250ml
- ・はちみつ 大さじ1(15ml)
- ・にがり 15ml
- ・お好みでフルーツや黒蜜、きな粉、タピオカなど
- ※にがりは商品ごとに濃度が異なるので、メーカーが薦める豆腐造りの分量を参考にご使用ください。
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【作り方】
- 1. 鍋に5cmくらいのお湯を沸かしておきます。
- 2. ボウルに豆腐が作れる豆乳(成分無調整の豆乳)250ml、はちみつ15ml(大さじ1杯)、にがり*を15mlを入れてかき混ぜます。
- 3. 2を陶器に移し、軽くラップで蓋をしたら、茶碗蒸しを作るように湯煎(ゆせん)します。(最初の5分は強火で、あとは弱火で15分蒸します♪)
- 4. 出来上がったら、鍋から3を取り出して冷まし、お好みのフルーツや甘みをトッピングすれば完成です!
にがり*使用目安:豆乳250mlに対し、大さじ1杯。マグネシウム補給量:142.5mg
豆花をムラなく固めるポイント
にがりを豆乳に入れると凝固が始まるので、豆乳はなるべく冷えたものを使いましょう。豆乳全体ににがりを混ぜることがポイントです。
豆花を何倍も楽しむアレンジレシピ
豆花はそのまま食べるとお豆腐のような素朴な味わいですが、人気の秘密は、シロップやトッピングの種類が豊富で、味に変化をつけることで飽きずに楽しめること。
基本の豆花の作り方をご紹介したところで、続いてはオススメのアレンジレシピをご紹介します。
抹茶・黒蜜・マンゴー
豆花自体には甘みが少ないので、スイーツとしては少し物足りなさを感じることもあります。そこで、黒蜜と抹茶をかけ、マンゴーをトッピングするとあっという間に和風の甘味に。あっさりとした豆花とこってりとした黒蜜は、思わず手が止まらなくなるでしょう。
タピオカ・マンゴー・パイン
台湾スイーツのいいとこ取り。豆花にタピオカを乗せるのもおすすめです。マグネシウムの吸収を高める、「クエン酸」が取れる柑橘系のフルーツにしてもいいですね。
夏は冷やして、冬は温かく!
夏は冷たくした豆花×かき氷。ほどよい甘さにのどごしがよく、新感覚スイーツに。かき氷は低カロリーで、気になるカロリーをおさえることができます。冬は暖かいままでも豆花の味わいが引き立ち、美味しくいただけますよ!
にがりに秘められた効果とは?
豆花は豆乳をゼラチン、寒天などを使用して固めることもありますが、今回、凝固剤としてにがりを使用したのには理由があります。
ミネラルの宝庫にがり
にがりとは、海水から塩を作った時に残る液体です。最も代表的な使用法としては、豆腐の凝固剤。にがりの主成分はマグネシウムです。
マグネシウムは、炭水化物や脂質、たんぱく質の三大栄養素の潤滑油として機能しているミネラルの一つです。骨や歯を形成したり、代謝機能をスムーズにしたりする働きがあり、体内の機能を正常にサポートするために欠かせません。
しかし、平成29年の国民健康・栄養調査によると、男女共に20代、30代を始めとし、ほとんどの年代でマグネシウムの必要量を摂取できておらず、その背景には日本人の食生活の変化、環境の変化が大きく影響しています。
マグネシウム不足にはにがりを
ワカメやのり、ひじきなどの藻類、納豆や大豆などの豆類、いわしやキンメダイなどの魚類にはマグネシウムが多く含まれています。また、精製されていないものにもマグネシウムは豊富に含まれているので、食パンであれば全粒粉のもの、ご飯であれば白米より玄米を食べることでより多くのマグネシウムを補給できるでしょう。
では、実際にマグネシウム摂取を意識した生活をどのように取り入れていけば良いのでしょうか。そこで活躍するのが“にがり”です。にがりはご飯を炊く時に加えたり、みそ汁に加えたり、日々の食事に容易に取り入れることができます。一つ一つの食材の栄養素を把握するのはハードルが高いものですが、まずは手軽にできるにがりを加えてみましょう。
まとめ:健康管理の第一歩に“にがり”を
台湾ではおやつはもちろん、朝食としても食べられている豆花。にがりを加えることでマグネシウムも補給できます。健康診断で気になる数値があったり、疲れを感じ始めたらにがりを取り入れてみてください。